リフォームの知識

相見積りで失敗をしないために|広島リフォーム

複数のリフォーム会社に見積りを依頼する「相見積り」という言葉を耳にしたことはありませんか?
実はこの、相見積りがリフォームの失敗につながるケースが増えているんです。
キャサリン
キャサリン
編集長ミッツ
編集長ミッツ
そもそも相見積りとは、リフォーム会社から提示された金額が適正か分からない場合に、別の会社に同じ工事内容で見積りを依頼すること。
でも、最近の相見積りは、同じ工事内容で見積りを依頼することが少なく、これが失敗につながっているんです。
キャサリン
キャサリン
編集長ミッツ
編集長ミッツ
相見積りで失敗を防ぐにはどうしたら良いのか。相見積りをとることが本当に良いことなのか。
一つの例をあげて解説していこう。

(例)キッチンリフォームの相見積もり

施主(仮にAさんとします)の要望は、マンションの壁付キッチンを対面キッチンにすること。そこで3社のリフォーム会社に見積もりを依頼しました。

▼1社目

Aさんの要望を一通り聞いた担当者は「かしこまりました。では、後日キッチンの見積もりをお持ちします」と言い、何も提案することなく帰りました

 

▼2社目

Aさんが要望を伝えると、担当者は「対面キッチンにした場合、通路が狭くなります。キッチンの幅を通常よりも狭いものにしてはどうでしょうか?あるいは、L字の形をしたキッチンも良いと思います。L字の場合、キッチンの幅は今とほとんど変わりませんよ」という提案をしました。

担当者は「Aさんがご要望の幅の狭いキッチンとL字キッチンの2パターンで見積もりを出しましょう」と言ったので、Aさんはその内容で見積もりの依頼をしました。

(写真はキッチンの幅を通常よりも狭くした場合のイメージ)


(写真はL字対面キッチンのイメージ)

 

▼3社目

Aさんは他社にも見積もりを依頼していることを話しました。

3社目の担当者は、Aさんが価格の安さで発注会社を決めると思いました。

他社の情報を聞き出して、「同じキッチンでも安く提案ができるか?違うメーカーで提案するべきか?」といった点を考えようとしました。

そこで、担当者は他の会社は、どのメーカーのキッチンを提案すると言われていましたか?」と質問しました。

 

今回のケースでは、1社目は全く提案をせず、2社目は非常に良い提案をし、3社目は2社目と同じ内容で価格も安く機能性を訴求した提案をしました。

さて、いかがでしょうか?皆さんならどうしますか?

見積もりが比較できないのはなぜ?

相見積もりをすることで、Aさんは対面キッチンでもL字タイプがあるという情報を知ることができました。これは相見積もりのメリットです。

ただその結果、見積もりを依頼する内容が会社によって変わってしまいました。

1社目はAさんの要望を聞き、何も提案をせず、通常の幅のキッチンで見積もりを提示することになりました。

2社目はAさんの要望を聞き、幅の狭いキッチンとL字キッチンを提案しました。

3社目には、幅の狭いキッチンとL字キッチンで見積もりを依頼しました。その際、他社にも見積もりを依頼している旨を伝えたところ、3社目は他社の動向を確認しました。

その結果、2社目よりも安いL字キッチンを提案しました。

一方、何の提案もしなかった1社目は通常幅のキッチンで見積もりを提出した際に、Aさんは他社の状況を話してしまいました。

その話を聞いた1社目は、幅の狭いキッチンで他社よりも価格の安い提案を行いました。しかも、L字キッチンは価格が高くなる点をデメリットとして説明してきたのです。

2社目は良い提案をしてくれたと思うものの、価格は高い。L字キッチンなら3社目、幅の狭いキッチンなら1社目が安いという結果になりました。

3社とも良いところがあり、Aさんは比較できずに悩む結果となりました。

相見積もりをするなら、会社を選ぶ基準を決めておこう

このように相見積もりをする場合は、提示されたプラン内容で悩むことが多いため、基準を決めておくことが大切です。

基準は「価格」か「プラン内容」のどちらかで決めるのが良いでしょう。

価格で決める場合は、正しく比較するために条件を揃えて見積もりを依頼すること。

プラン重視の場合は、プランを気に入った会社と予算に近づける相談をすることが大切です。

今回の例では、2社目が良いプランを提案してくれました。このプランをベースに1社目・3社目は安い見積もりを提示しています。

プラン重視の場合は、2社目で決まります。しかし、Aさんには明確な基準がなかったため、決められませんでした。

また、仮にこのような流れで価格の安い会社を選んだ場合は、工事が始まってからの追加費用を意識しておきましょう

相見積もりで価格の安い見積もりを提出する会社は、追加費用が高いケースもあり得るからです。

相見積もりには正しいやり方があります。こちらの記事でまとめていますので、ご覧下さい。

相見積りで失敗しないためには?

広島リフォーム編集部では、相見積もりをするのではなく、まずはリフォーム会社への相談をおすすめしています。

複数の会社に相談をし、対応の様子を見ましょう。その中で、この担当者が信頼できると思ってから、見積もりの依頼をするのが良いでしょう。

その際は相見積もりではなく、1社に絞って見積もりの依頼をして下さい。しっかりと思いを伝えると、担当者も一生懸命プランニングをし、要望に応える見積もりとプランを提示してくれます。

広島リフォーム編集部では、広島の頼れるリフォーム会社を紹介しています。どの会社も提案力が高く、お客様の暮らしをより良くするための提案を行う会社ばかりですので、安心してご相談頂けます。

なお、紹介しているリフォーム会社の中で、どこに依頼して良いか分からないという方は、広島リフォーム相談カウンター(無料)をご利用下さい。

編集長がお客様に合った最適な会社をご紹介します。詳しくは下記よりご確認下さい。

この記事の監修

平原 充明

HIROSHIMA REFORM 編集長。インテリアコーディネーター、住空間収納プランナーの資格を保有。広島リフォーム相談カウンターの運営も行う。

平原 充明 イメージ

広島の頼れるリフォーム会社

リフォームの技術・経験・知識が豊富な会社を
取材してきたので、ご紹介します。

リフォーム会社探しに
お悩みなら

会社選びの悩みを解消!あなたに ピッタリ のリフォーム会社をご紹介!

広島リフォーム相談カウンター