リフォームの知識
リフォームで快適な水回りを作る方法|広島でリフォームしよう
お風呂のリフォームをしたのに、寒くて我慢をして過ごすケースがあるそうです。
水廻りのリフォームは価格の安い家電量販店などの会社に発注、工事完了。その後、耐震や断熱のみのリフォーム工事を工務店やリフォーム会社に相談される方が多いと聞きます。
ただ、耐震や断熱工事は壁を壊して、補強工事を行い、また壁を塞ぐといった工事になります。見た目は変わらず、その割に工事費用がかかります。
そのため、見積もりを提示してもらったけれど、耐震や断熱工事を断念されるケースが多いようです。
つまり、耐震や断熱工事をしたいけれど、我慢している方が多いのです。
実は、耐震や断熱の工事は水廻りのリフォームと一緒にすると、工事費用を安く抑えることができます。
そこで、今回は戸建てリフォームの耐震や断熱工事の概要をご紹介します。
水廻りの設備を取り替えたいだけの方へ
古くなったお風呂やキッチンといった設備を、新しく取り替えることをリフォームと考えている方が多いと思います。
例えば、お風呂の設備を取り替える場合、古いお風呂を取り壊して、新しいお風呂(システムバス)を設置します。
解体すると、下記のような状態になります。
この状態から、システムバスを設置し、新しいお風呂が出来ます。
(※写真はシステムバスのイメージです)
以前がタイル張りのお風呂であれば、システムバスを設置することで浴室内は温かくなります。
しかし、
お風呂の外がこのような状態だと、すき間風が入りやすいので、システムバスでも寒い状態となります。
しかし、下記のような断熱材を入れるとすきま風を防げるので、浴室全体を暖かくすることが出来ます。
この工事を断熱リフォームと言います。
お風呂のリフォームで断熱も一緒に行うと、断熱材や作業費用が追加されるので、価格は上がります。
しかし、費用を抑えようと断熱材を入れずにお風呂を設置した後に、やっぱり寒いからやり直そう、というわけにはいきません。
やり直す場合は、お風呂自体は流用するとしても、解体+断熱工事+お風呂の再設置が必要となり、莫大な費用がかかります。
そのため、最初から断熱リフォームをしておくことをおすすめします。
そもそも断熱とは?
床・壁・天井からの冷気や暖気をシャットアウトすることが断熱です(厳密には完全にシャットアウトはできないので「減少させること」が正しい表現となります)。
上の写真は床からの冷気などを入れないように、発砲プラスチック系の断熱材を入れている様子です。
この他にも、綿のようにフワフワした状態の繊維系の断熱材(写真下1枚目)と現場で泡を吹き付けるウレタン系の断熱材(写真下2枚目)があります。
施工箇所と予算に合わせ断熱材は決められるので、詳しくは断熱に詳しいリフォーム会社に相談して下さい。
耐震工事はどんな事をするの?
耐震工事とは、地震で建物が倒壊するのを防ぐ工事です。
(筋交いを取りつける工事)
建物の強度をどこまで高めるかによって、工事の費用が変わります。そこで、耐震診断を行い、今の建物の強度を調べます。
震度6強前後の地震でも倒壊しないとされる評点は1.0となり、この数値にどこまで近づけるかで工事の費用が変わります。
築年数が古い建物では、評点が0.3や0.4という建物も多いそうです。
具体的には、強度の強い壁を作る(写真1枚目)、金物で接合部を補強する(写真2枚目)、筋交い(柱の間に斜めに木材を取りつけること)の設置などの工事を行います。
(構造用合板を使い、耐力壁を作っています)
(柱と梁を補強金物を使って接合しています)
また基本として、耐震工事は壁や床、天井を剥がした上で行う必要があります。
そのため、水回りのリフォームを行う時や、特に間取り変更を伴うリフォームを行う場合は、一緒に工事を行うことをおすすめします。
下は間取り変更を伴うリフォームの際に耐震工事を行った例です。
評点が0.52と低かった建物を、1.26まで引き上げる工事を行いました。リフォーム費用は1000万円ですが、そのうち耐震工事の費用は40万円程度でした。
この建物を間取り変更せずに、耐震工事のみを行う場合は150~200万円の費用が掛かるそうです。100万円以上のコストを抑えることができたと言えます。
そのため、間取り変更を伴うリフォームでは、耐震工事も一緒に考えることをおすすめします。
(資料協力:山根木材リモデリング株式会社、HPはこちら)
戸建てリフォームを依頼するなら
水回りリフォームで設備交換だけを考えている場合は、価格の安い会社を選びがちです。
ただ、設備を交換するだけでなく、長く快適に暮らせることがリフォームの醍醐味です。
- ●水回りリフォームをしたけれど、寒い状態で過ごす。
- ●耐震は気になるが、水回りはやったので、今さら壁を剥がすような工事はできない。
といった形で我慢して過ごすのはもったいないと思います。
そこで、水回りのリフォームでも、耐震や断熱工事を対応できる会社に相談するのが良いでしょう。
広島リフォーム編集部ではおすすめの会社を紹介しています。相談する会社が分からないという方は、「リフォーム相談カウンター」をご利用下さい。
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