リフォームの知識
寒い家は家計にも環境にも悪い!?
2021年の年明けは、コロナウイルスにプラスして大雪と寒波に見舞われました。
日中でも氷点下の日があり、暖かさを求めて、暖房の温度を上げたり、たくさん暖房をつけてしまいますよね。
ですが、なかなか温度が上がらないのは、実は家の断熱性に問題があるからなんです。家の断熱性、気密性が良ければ、たくさん暖房をつけたり温度を上げなくても温かくなります。結果、家計にも地球環境にも良くなるという訳です！
グリーン住宅ポイント制度について
さて、2020年12月に、国土交通省から、これからリフォームを考えている方、中古住宅を購入してリノベーションしようと考えている方にお得な制度の案内がありました。お得なのに知らない方が多いと思うので、当編集部がお教えしますね！
その名も「グリーン住宅ポイント制度」です。
高い省エネ性能の住宅を取得する方々に商品や追加工事と交換できるポイントを発行してくれる、というものです。新築はもちろん、リフォームも対象になります。
「高い省エネ性能の住宅」とは、どんな住宅なのか！？
一言でいえば、断熱性能の良い家です。例えば、壁や床、天井に断熱材を入れてリフォームしたり、窓を二重窓にしたり内窓をプラスというのもOK。
寒い日には窓が結露するというお宅も多いかと思います。その結露に長年お悩みなら、二重窓に交換することで解消されますよ！断熱性も格段にupするので非常におすすめです。
断熱効果の高い樹脂サッシのペアガラスに窓をリフォームすると真冬でも温かく快適です☆↓↓↓（YKKAPのAPW330）
また、エコ住宅設備を取り入れてもポイントの対象になります。太陽光発電を屋根に取りつけたり、お風呂を高断熱浴槽にリフォームしたり、節水型トイレにリフォームするなどです。
この断熱性能やエコ住宅設備の中の何か1つを必ず行うことが、ポイントの対象となります。
その他、耐震改修、手すりを取りつけたり、段差を解消する、ホームエレベーターを設置するなどのバリアフリー改修を行ってもポイントが付与されますよ！
詳しくはこちらをご確認ください↓↓↓
ポイント交換について
ご自宅をリフォームする場合は、最大で30万ポイント／戸、若者や子育て世代が中古住宅を購入してリノベーションする場合は、最大で60万ポイント／戸がもらえます。
もらったポイントは、対象の商品と交換するか、テレワークや感染症予防、防災に対応した追加工事と交換できます。
対象の商品というのが、どんな商品なのか知りたいところなのですが、具体的な商品については公募によりこれから選定されます。「新たな日常」、「環境」、「安全・安心」、「健康長寿・高齢者対応」、「子育て支援、働き方改革」、「地域振興」に関する商品だそうです…。参考までに次世代住宅ポイントの時は、省エネを中心とした生活家電や食料品、子ども用家具や玩具、南部鉄器や江戸切子などの地場産品、車いすやシルバーカーなどの福祉介護品、防災グッズ等、多数の商品がありました。これらと近い商品になるでしょうか。
最後に注意してほしいことが1つ。このグリーン住宅ポイント制度には対象期間があります。
2021年10月31日までにリフォーム契約を締結したものに限ります！
もし、これからリフォームを考えている方、せっかくのポイント制度なので、使わないともったいないです！
10月になると駆け込みで相談する方が増えてくる可能性があるのでリフォーム会社が忙しくなり、すぐに対応してもらえなくなります。ぜひぜひ、お早めにリフォーム会社に相談されることをおすすめします‼
この記事の監修
平原 充明
