不動産会社が紹介するリフォーム会社の注意点とは？

 

• 目次
• 1.不動産会社が紹介するリフォーム会社の注意点2つ
• 　注意点1.気に入った物件に出合うと、すぐに契約を迫られる
• 　注意点2.理想のリノベーションが出来ない可能性がある
• 2.中古リノベを成功させる進め方とは？
• 3.リフォーム会社を選ぶ安心基準3つ
• 　1.建設業許可を取得している
• 　2.リフォーム瑕疵保険に加入している
• 　3.リフォームの実績が10年以上ある
• 4.信頼できる広島のリフォーム会社を最短で見つける方法
• 5.まとめ

1.不動産会社が紹介するリフォーム会社の注意点2つ

中古住宅を購入してリノベーションしようと思っている方は、まず物件探しをするために不動産会社に相談をするでしょう。良い物件が見つかると、リフォーム会社を決めていない場合、不動産会社からリフォーム会社を紹介されることがほとんどです。

ですが、この時、注意すべき点を2つ紹介します。

 

注意点1・気に入った物件に出合うと、すぐに契約を迫られる

ご自身でWEBサイトを使って調べることもできますが、物件の案内をしてもらう際には必ず不動産会社に相談をすることになります。いくつか物件を見て回るうち、気になる物件に出合った場合、不動産会社からはすぐの契約を迫られます。

「他のお客さまも検討している可能性があります。1週間であれば他から引き合いがあっても待ってもらうので、この間に契約するかしないかを決めて下さい」と。

こうなるとすぐに決断をする必要が出てきます。しかし、物件価格は分かっても自分が考えている予算内でリノベーションできるかが分かりません。これでは契約を迷ってしまいます。

そこで、早く契約をしてほしい不動産会社は、付き合いのあるリフォーム会社を紹介し、すぐにリノベーション費用の見積りを出してもらう段取りを組みます。リフォーム会社は素早く対応し、見積もりを提示します。

これで、物件とリノベーションの費用が揃い、トータルのコストがわかり、契約をするかどうか1週間以内に返事をする条件が揃いました。

 

注意点2・理想のリノベーションが出来ない可能性がある

お客さまの立場としては、期限内にトータルでかかる費用が分かるので、決断する材料が揃ったような印象があります。ですが、すぐに作成したリノベーションの見積り。不備やカラクリがあることが多いので注意が必要です。

まずはリフォーム会社の見積りをチェックしましょう。お客さまが求める内容になっていない可能性があります。設備機器のグレード、間取り、デザイン、使い勝手などをしっかりチェックし、自分の希望に沿っているか確認することが大切です。

自分の希望通りになっていれば良いですが、なっていない場合もあります。理由は以下の2つです。

• 希望していたリフォーム内容になっていない理由
• 理由1・見積もりを作成する時間が短すぎるため
• 理由2・不動産会社に忖度して見積りを作成するため

理由1・見積もりを作成する時間が短すぎるため

お客さまの要望を把握し、現地調査をした上で見積りを作成するのが一般的です。

しかし、1週間しか時間がありません。仮に日曜日に見積り依頼があったとして、翌土曜日までに見積り提出をするとしましょう。現地を訪問できるのが木曜日だとすれば、見積り作成には1日しかありません。お客さまの要望を叶えようとすると、しっかりと考えて見積りを作る必要がありますが、その時間がないので、中途半端な見積りが提示されることになります。

 

理由2・不動産会社に忖度して見積りを作成するため

不動産会社としては、お客さまが物件の契約をしてくれることが重要となります。そこで契約時にポイントとなるのが、お客さまが住宅ローンを組むことができるか？という点です。住宅ローンが組めないと物件を売ることもできないからです。

中古住宅を購入してリノベーションする場合は、リノベーション費用も住宅ローンに組み入れることができます。これは、金利の高いリフォームローンに比べ、お客さまにとって大きなメリットがあります。

不動産会社は、契約を成立させることが最も重要です。リノベーションの中身は大切ではありません。物件費用とリノベーション費用の合計が、住宅ローンの通る予算内に収まればいいのです。お客さまの要望を全て反映させると、予算がオーバーすることがあります。そこで、リフォーム会社には予算がオーバーしないことを、暗黙の内に求めるのです。

リフォーム会社としても、不動産会社から紹介をしてもらうことで仕事が成立します。そのため、不動産会社の意図を組んで、見積りを作成することになります。見積りが出てきたものの、自分の希望があまり反映されていない。そのような中、不動産会社からは物件の契約をするかを迫られることになります。

つまり、不動産会社から紹介されるリフォーム会社では、理想のリノベーションを実現しにくいと言えます。ではどうするのが良いのでしょうか？

 

2.中古リノベを成功させる進め方とは？

気になる中古物件が見つかってから、リフォーム会社を紹介されたとしてもやはり時間が短すぎます。どんなリフォームをしたいかを事前にイメージしておき、物件を探す前に対応してくれる会社に相談をしておくと良いでしょう。

リフォーム会社には物件探しの進捗状況を随時報告しておき、気になる物件に出合ったら、一緒に同行してもらい、見積もりを作成してもらいましょう。お客さまのことを理解してくれているリフォーム会社なら、予算のことを考慮した上で希望に沿ったリフォームプランを提出してくれるでしょう。もしくは、建物の状態の悪さを感じた場合、購入しない方が良いとアドバイスをしてくれるでしょう。

 

中古リフォームの進め方は、こちらの記事で詳しく解説をしています。
気になる中古物件の探し方とリフォームの進め方

3.リフォーム会社を選ぶ安心基準3つ

リフォーム会社の中には、知識や経験のない会社も少なくありません。そこで、リフォーム会社を選ぶ安心基準を3つ紹介します。リフォーム会社を探す際は、以下の基準を満たしているかどうかを確認しましょう。

 

1.建設業許可を取得している

建設業許可は、リフォーム会社の知識や技術の有無を判断するひとつの指標です。建設業許可を取得するには国土交通省が定める条件を満たす必要があり、実績のない会社は取得できないからです。

しかし、500万円未満のリフォーム工事は、建設業許可を取得する必要がありません。そのため、建築に関する知識や経験がない会社でも工事を請け負うことができ、トラブルになる可能性も高くなります。

建設業許可取得の有無は、各会社のホームページなどで確認できます。必ず依頼する前に確認しましょう。

 

2.リフォーム瑕疵（かし）保険に加入している

リフォームで心配なことの一つに、工事品質が挙げられます。

しっかりと工事がされていなくて欠陥（瑕疵）が見つかるようなことはないだろうか？と不安になります。また、万が一、会社が倒産してしまったらどうなるのだろうか？といった不安もあるでしょう。

このようなリフォーム会社に対する不安を解消する手段の一つに、第三者による検査と保証がセットになったリフォーム瑕疵保険があります。

• リフォーム瑕疵（かし）保険とは
• ・国土交通大臣指定の保険会社による「リフォーム工事にかける保険」
• ・瑕疵が見つかった場合、補修工事に関する費用が保険で支払われる
• ・保険期間は最長５年間、期間内に発覚した瑕疵に保険金が支払われる
• ・瑕疵発覚時に会社が倒産していたら、保険金は施主に支払われる
• ・工事完了時に、保険会社による現場検査が実施される

この保険のポイントは、リフォーム会社がリフォーム瑕疵保険に登録していないと使うことができない点です。つまり、リフォーム瑕疵保険の趣旨を理解して、リフォーム会社が登録している場合は安心と言えます。万が一に対応できる備えを取っていると言えるからです。

リフォーム瑕疵保険の登録事業者は下記のリンクから確認できます。

住宅瑕疵保険　登録事業者の検索サイト：https://www.kashihoken.or.jp/individuals/reform/search.php

 

3.リフォーム実績が10年以上ある

リフォーム会社を選ぶ際、実績はとても重要な要素のひとつ。なぜならば、リフォームは工事をする建物の築年数・構造・建築当時の工事品質・日当たり・湿度・手入れの有無など、建物の状態が家によって違うため、新築より工事が難しいからです。

建物の状態がまちまちなので、適切な工事をおこなったと思っていても、思ったような結果にならないことが場合によってあります。それはお客さまからのクレームとしてリフォーム会社に連絡が入ります。ポイントはそのクレームに対する対応です。

クレームから逃げる会社はお客さまからの評判が悪くなり、口コミで広がってしまいます。そのため、新しい仕事が減っていき、事業が続けられなくなります。

リフォームは、前途したとおり500万円以下の工事は建設業の許可がなくてもできるため、異業種が参入しやすい業種です。しかし、始めてはみたもののリフォーム業というのが思っていた以上に難しいことを知り、数年で撤退する会社が数多くあります。会社が倒産してしまうと、アフターメンテナンスも望めません。

そのため、リフォーム実績が10年以上あるという点は信頼の一つの証と言えます。クレームが過去にあったとしても真摯に対応を行い、お客さまの信頼を獲得してきた会社と言えるのです。

 

4.信頼できる広島のリフォーム会社を最短で見つける方法

信頼できる広島のリフォーム会社を最短で見つける方法として、「広島リフォーム相談カウンター」への相談があります。

HIROSHIMA REFORMが運営する広島リフォーム相談カウンターでは、お客さまのご希望をヒアリングしたうえで最適なリフォーム会社をご提案します。広島リフォーム相談カウンターに相談するメリットは以下の3つです。

• 広島リフォーム相談カウンターに相談するメリット
• ・無料でリフォームの相談ができる
• ・第三者の視点で中立的なアドバイスがもらえる
• ・独自の審査基準をクリアした信頼できる会社を紹介してもらえる

広島リフォーム相談カウンターで紹介する会社は1社のみ。そのため、どの会社に依頼しようかと悩むこともありません。自分で探す時間がない方や頼れるリフォーム会社を最短で見つけたい方は、ぜひ広島リフォーム相談カウンターをご利用ください。

 

5.まとめ

中古住宅を購入してリノベーションする場合は、不動産会社から紹介されたリフォーム会社では理想のリノベーションができない可能性があります。なぜならば、不動産会社に忖度し、住宅ローンが通ることを意識し、予算オーバーしないリフォーム費用を提出するだけで、お客さまの希望を第一に考えたリフォームは提案しないからです。

また、気になる物件が見つかってからリフォームの準備をするのでは時間が短すぎます。物件探しは不動産会社、リノベーションはリフォーム会社に相談するといった形で、並行して行うことが良いやり方といえるでしょう。

また、どの会社が自分に合うかわからないという方には、広島リフォーム相談カウンターの利用がおすすめです。要望をお聞きした上であなたにぴったりな1社をご紹介します。相談は無料です。ぜひご活用ください。