平原 充明ひらばら みつあき
〇2011年よりリフォーム雑誌「HIROSHIMA REFORM」を発行し、編集長。
〇インテリアコーディネーター・住空間収納プランナー
〇「リフォ―ムの正しい情報をユーザーに届ける」がモットー
任せて安心なリフォーム会社をご紹介
COLUMN
まずは工事に関する見積書を見ていきましょう。下記は、キッチンを交換する一般的なリフォーム工事の見積書です。
※ご紹介するのは例であって、金額は会社ごとによって異なります。
① 現場養生費
ホコリや汚れから守るための養生を行う費用。マンションの場合は、室内だけでなく、廊下やエレベーターといった共用部を一面ブルーシートや遮音シートで覆う作業が一式(全て行って)4万円かかるということ。
② 解体撤去工事
今あるキッチンなどの設備機器や間仕切りなどを撤去し、解体する作業に5万円かかるということ。
③ 資材運搬雑費
資材を運搬する費用。設備機器や材料を運搬するのにも費用がかかります。見積り例では、解体した資材を運搬する費用に3万円かかるということ。
④ 電気工事・専用200V
100Vと200Vで電気工事が項目分けされています。これは、通常の100Vの電気工事費6万円に加え、IHクッキングヒーターを使用する場合には200Vの電気工事を行う必要があり、別途5万円の費用がかかるということです。
⑤ 廃棄物処理費
工事で解体した既存の設備機器・床材などは産業廃棄物となり、処分をするのに費用が発生します。
⑥ 諸経費
会社を運営するための人件費や移動費、通信費など会社を運営していくための費用が入っています。
システムキッチンや浴室などは、メーカーから下記のような見積書とプラン提案書がセットで提出される場合が多いです。
見積書とプラン書とでは商品名や表現が統一されていない場合があるため分かりにくく感じるかもしれませんが、希望する機能が正しく反映されているかどうか、丁寧にチェックしていきましょう。
こちらが見積書。
そして、こちらがプラン(提案)書です。
①スリムセンサー水栓浄水器一体
②トリプルワイドガスコンロホーロー連動銀
③食洗深型バイオ除菌上面操作扉タイプ銀
④ほっとくリーンサイド・センター用連動銀
キッチン以外にも工事を行う場合は、こういった見積書が増えることになります。大変かもしれませんが、見積書にはご自身が希望する内容が含まれているか、また必要のないものが入っていないかをきちんと確認しておきたいですね。
そのためにも、リフォームの要望をチェックシートで整理しておくことをお勧めしています。自分の希望する暮らし方に沿う提案かどうか、望んだ設備が用意されているかなど、確認作業の負担軽減にも役立ちます。
見積りの内容で分かりにくいと思う点は、リフォーム会社に確認をすることが大切です。▶広島リフォーム編集部おススメの会社なら、分かりやすく説明をしてくれますので、相談してみましょう。
今回の見積書を見て、高いと感じたなら、下記リンクを参考にしてみて下さい。