リフォームの知識

リフォーム費用はなぜ上がる?下がる?プロが教えるUPDOWNの法則

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リフォームの見積もりが出たら、思っていたより高くて…。どこを変えれば費用が下がるのか全然わからないです。
キャサリン
キャサリン
編集長ミッツ
編集長ミッツ
費用が上がる要因と下がる要因がちゃんとあるんだよ。その仕組みを知っておくと、「どこにお金をかけて、どこで抑えるか」を自分で考えやすくなる。
それは知っておきたいです!
キャサリン
キャサリン
編集長ミッツ
編集長ミッツ
リフォームは「何をするか」だけじゃなく、「どんな方法でするか」「どんな素材を選ぶか」で費用が大きく変わる。今回は費用の上がり下がりの仕組みを、実際の事例と一緒に解説するよ!

 

このコラムでは、リフォーム費用が上がる理由と、費用を抑えるためのポイントを、実際の事例をもとに解説します。見積もりを前に「高い・安い」と判断する前に、まず費用の仕組みを知っておきましょう。

 

 

1.リフォーム費用を左右する3つの要素

リフォームの費用は主に「材料費」「工事費(人件費)」「諸費用」の3つで構成されます。

費用の中心は材料費と工事費です。材料費はキッチンや浴室などの設備費用で、選ぶものの値段(グレード)と数量によって金額が決まります。工事費は主に職人さんの人件費で、工事を行う範囲の広さや手間の度合いによって変わります。

諸費用には不用品の処分代や仮住まい費、引越し代なども含まれます。特にフルリフォームの場合は仮住まいが必要になることもあるため、あらかじめ予算に入れておくと安心です。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
費用は「何をするか」だけで決まるわけじゃないんだ。同じ「キッチンを交換する」でも、選ぶキッチンのグレード、撤去の手間、配管工事の有無などで金額が大きく変わるよ。

 

また、工事中に想定外の箇所が見つかって追加工事が発生することもリフォームではよくあること。予算は少し余裕を持たせておくのが安心です。

 

2.費用が「上がる」主な理由

 

①間取りを大きく変える

間取りを変えるリフォームは、壁の解体・新設・天井・床の補修費用がかさむため、費用が大きく上がります。解体する壁が多いほど、撤去した後の補修範囲も広がります。

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さらに間取りの変更に伴って水廻りを移動させる場合は、配管工事費が別途かかります。床下の配管が絡むことも多く、コストが上がる大きな要因のひとつです。

 

②水廻りを移動させる

キッチンや浴室、トイレの位置を変えると、給排水の配管を延ばす・引き直す工事が必要になります。水廻りの移動は費用が上がる最大の要因のひとつで、「水廻りの位置を変えない」だけでコストを大きく抑えられます。

特にマンションは床の下に配管が走っているため、移動できる範囲に制限がある場合もあります。事前にリフォーム会社に確認しておくことが大切です。

 

③設備のグレードを上げる

キッチンや浴室、洗面台などの設備機器は、メーカーや商品によって価格に大きな差があります。同じメーカーのキッチンでも、グレードの違いだけで数十万円の差が生じることがあります。

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設備を選ぶ際は、ショールームで実際に見て触れた上で、機能と予算のバランスを確認しましょう。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
設備のグレードを上げるのは費用UPの大きな要因だけど、毎日使うものだから後悔しないように選んでほしいポイントでもあるんだ。「ここだけはこだわりたい」という優先順位を家族で決めておくのが大事だよ。

 

④造作家具・造作収納を作る

造作家具はオリジナリティが高くなる半面、職人の手間がかかる分コストが上がりやすいです。たとえば既製品の洗面台を造作洗面台に変えることで十万円以上のコストアップになることがあります。

一方、既製品をうまく活用することでコストを抑えながらすっきりとした空間を作ることもできます。

 

⑤素材にこだわる

床材を例にとると、無垢材が最も高く、複合フローリング(合板)はその中間、塩ビシート(長尺シート)が最も安価です。たとえばリビングに無垢材を使用した場合、複合フローリングに変更するだけで10万円以上のコストダウンになることがあります。

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素材の見た目は似ていても性質や性能は大きく異なります。コストを抑えるために素材を変更する場合は、使い勝手や耐久性の違いも確認した上で判断しましょう。

 


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3.費用を「抑える」主な方法

 

①建具や設備を再利用する

玄関ドアや室内の建具、キッチンの食器棚など、まだ使える設備や建具は再利用することでコストを抑えられます。たとえば既存の食器棚をフィルムで貼り替えるだけで印象が変わり、まるで造作したかのように見せることもできます。工事費としてかかる解体・撤去費用も節約できるため、一石二鳥の方法です。

 

②部屋数を減らす・扉をなくす

室内扉は既製品でも1か所10万円前後するため、扉を設置する場所を減らすとコストダウンにつながります。たとえば収納スペースにオープンな棚を使ったり、扉のいらないレイアウトにしたりすることで、その分のコストを別の箇所に回すことができます。

 

③素材のグレードを見直す

すべての場所の素材を下げるのではなく、「リビングの床は無垢にこだわり、洋室はシートフローリングにする」というようにメリハリある選択をすることが、満足度を保ちながら費用を抑えるコツです。

 

④DIYで仕上げる部分を作る

漆喰塗りや棚の塗装など、職人でなくてもできる仕上げ作業をDIYで行うことで工事費を抑えられる場合があります。ただし、構造や防水・電気に関わる工事は必ず専門家に依頼する必要があります。どの部分がDIY対応できるかは、リフォーム会社に相談して確認しましょう。

 

4.実例で見るUPDOWN|戸建て全面リフォームの場合

実際の戸建て全面リフォーム(施工面積約93.98㎡、リフォーム費用総額約1,650万円)の事例をもとに、各箇所での費用のUPDOWNをご紹介します。

【費用が上がる選択の例】

  • キッチン(50万円)をグレードアップすると +30万円
  • 造作洗面台にすると +12万円(既製品8万円との比較)
  • タンクつきトイレ(10万円)をタンクレストイレ+手洗い器にすると +25万円
  • リビングとダイニングの間に室内ドアを設置すると +10万円

 

【費用が下がる選択の例】

  • 天井を上げて梁を見せなかった場合 -15万円
  • マグネットペイント(7.5万円)をクロスにすると -6.5万円
  • ナラ無垢材(23万円・20.8㎡)を複合フローリングにすると -11.5万円
  • エコカラット(17万円)をクロスにすると -16万円
  • シューズインクローゼット(15万円)を既製品にすると -8万円
  • 造作ドア(25万円)を既製品ドアにすると -15万円
  • キッチンの床(ナラ無垢材)をタイルにすると -5万円
編集長ミッツ
編集長ミッツ
上げる選択と下げる選択を組み合わせて、全体の予算バランスを調整するのがポイントだよ。「天井の梁は見せたい、でも床は複合フローリングでいい」というように、優先順位を決めることが大切なんだ。

※上記金額はあくまで大まかな目安です。

5.実例で見るUPDOWN|マンション全面リフォームの場合

マンションの全面リフォーム(施工面積66㎡、リフォーム費用約617万円)の事例でも、選択によって費用の差が生まれます。

 

【費用が上がる選択の例】

  • 玄関収納を設置すると +11万円(オープン棚5.5万円との比較)
  • 浴室(50万円)のグレードを上げると +87万円
  • 洗面収納(3万円)をオーダーの吊り戸棚にすると +4万円
  • カーペットに遮音フローリングを選択すると +13万円

【費用が下がる選択の例】

  • II型キッチン(130万円)をL型にすると -22万円、I型にすると -38万円
  • 片引き戸(8.8万円)を開き戸にすると -3.8万円
  • ガラス入りデザインドアをガラスなしにすると -5.1万円
  • 壁のエコカラット(18万円)をクロスにすると -17万円
  • 洗面台(24万円)を既製品に変更すると -3.3万円

※上記金額はあくまで大まかな目安です。

浴室のグレードが87万円も変わるんですね!それは大きいですね…。
キャサリン
キャサリン
編集長ミッツ
編集長ミッツ
そう。設備のグレードは費用への影響がとても大きいよ。浴室はショールームで実際に入ってみると違いがよくわかるから、ぜひ体感してみてほしいな。

 


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6.コストカットの落とし穴

費用を抑えることは大切ですが、削りすぎることで後から後悔するケースもあります。

住まいづくりの基本は、安全に快適に暮らせることです。見えない部分の工事(断熱・耐震・防水など)は、完成後に後から直すことが難しく、費用も大きくなります。構造や性能に関わる部分はコストカットしすぎず、優先順位を高くしておくことをおすすめします。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
安っぽくなってしまった…と後悔するのも、あまり重要でない箇所にコストをかけすぎたと後悔するのも、どちらも避けたい。だからこそ、何を大切にするかを最初に決めておくことが肝心なんだ。

また、コストカットをするなら「プランと予算のどちらを優先するか」を担当者に最初に伝えておくことが重要です。プランが気に入っているなら担当者に正直に話して、費用を下げる代替案を提案してもらいましょう。リフォーム会社は豊富なアイデアを持っています。

 

7.まとめ

リフォーム費用の上がり下がりには、理由があります。ポイントを整理するとこのようになります。

  • ○費用が上がりやすいのは「間取り変更」「水廻りの移動」「設備グレードアップ」「造作家具」「こだわりの素材」
  • ○費用を抑えやすいのは「建具・設備の再利用」「部屋数・扉を減らす」「素材のグレードを下げる」「DIYの活用」
  • ○削りすぎは後悔につながる。構造・断熱・防水などの性能面は優先度を高くする
  • ○「何にお金をかけて、何を抑えるか」を家族で決めてから会社に相談する

費用の仕組みを理解した上でリフォーム会社と話すと、打ち合わせの内容がぐっと深まります。HIROSHIMA REFORMでは、費用の知識を持ったリフォーム会社を厳選して紹介しています。どの会社が自分に合うかわからないという方には、広島リフォーム相談カウンターのご利用がおすすめです。要望をお聞きした上であなたにぴったりな1社をご紹介します。相談は無料です。ぜひご活用ください。

 

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この記事の監修

広島のリフォーム専門雑誌
『HIROSHIMA REFORM』
編集長
平原 充明

2011年から14年以上にわたり、広島県内にある450件以上のリフォーム会社を独自取材し、毎年雑誌『HIROSHIMA REFORM』を出版、好評を博す。
インテリアコーディネーター、住空間収納プランナーの資格を保有。「リフォームの魅力を伝えたい!」そんな想いでブログやYouTube動画にて発信中。
また、広島でより多くの方に理想の住まいを実現してもらうため、広島リフォーム相談カウンターを運営している。

平原 充明 イメージ

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