リフォームの知識
壁紙をリフォームする際の意外な落とし穴とは?トラブルの対処法も紹介
そこで今回は、壁紙をリフォームする際の意外な落とし穴となる下地の状態について紹介します。トラブルが起きてしまった際の対処法も紹介するので、壁紙リフォームを考えている方は参考にしてください。
1.の張り替えの盲点は「下地」
壁紙の張り替えは、剥がして貼るだけだから簡単だと思っていませんか?でも実は、私たちが知らない工事の盲点があります。それは「下地」です。
下地とは壁紙を貼る土台となる部分ですが、この下地が凹凸なく、きれいになっているかいないかで、作業は大きく変わります。
※写真は下地の上に壁紙を貼っている様子
下地の状態は新築時の施工状態で決まるため、家によって千差万別。新築で完成する日が決まっていて、完成まで日にちがなく、壁紙を貼る十分な時間がない場合は、下地が悪くても工程を優先させ、そのまま壁紙を貼ってしまうということがあります。
そのため、貼りかえる時に、壁紙を剥がすと穴やヒビがあったり、凹凸がある場合は、サンドペーパーなどで平らにならす下処理が必要なので、その分下地補修費用や時間がかかります。下地がデコボコだと、その上に壁紙を貼ると空気が入るなど見栄えが悪くなり、すぐに剥がれる原因となるからです。
▼下地処理(写真:パナソニックプロイエサービス、2021年4月5日時点))
※パテを使い凹凸がない状態に整えます
また、クロスを剥がす時、クロスにも引っ張るとビヨーンと一気に剥がれるものと一気に剥がれず、ポロポロと少しずつ取れるものがあります。一気に剥がれない場合は、剥がすのに時間がかかり工期が伸びるので、工事費用の追加が発生します。
▼一気に剥がれる壁紙(写真:パナソニックプロイエサービス、2021年4月5日時点)
▼一気に剥がれない壁紙
工事にはこうした盲点があるので、壁紙の張り替えをお願いして、剥がして貼るだけと簡単に考えていると、思わぬ追加費用や追加の日数が発生した場合に不満を覚えるかもしれません。
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2.費用は抑えて正解!ではない理由
リフォーム費用、少しでも安くしたいですよね。壁紙を貼りかえる際に、コストを抑えるために一面だけを貼り替えてアクセントクロスのようにすることがあります。
ですが、一面だけがきれいになると他の3面や天井クロスの古さが目立ち、仕上がった時にがっかりすることが多いようです。そこで、一面だけ張り替える場合は素材を変えるなど、他の部分の古さが目立たないような工夫が必要です。
ちょっとしたことですが、こうしたアドバイスがあったかどうかでその会社のお客さまへの姿勢が分かります。
3.壁紙リフォームでトラブルが起きた時の対処法
壁紙リフォームで最も多いトラブルは、貼り替え後の仕上がりの悪さに関することです。下地を拾ってしまい凸凹している、継ぎ目が浮き上がっている、貼り替え後すぐに剥がれたといったケースがあります。
不具合を見つけたら、早急に施工した業者に相談しましょう。施工業者側の過失が原因であれば、補修してもらえる可能性があります。施工業者に相談する前は契約内容を確認し、保証期間内であることを確かめてください。
ただし、施工業者が対応してくれなかったりトラブルが起きてしまったりした場合は、以下の第三者機関に相談することをおすすめします。
- トラブルが起きた時の相談先
- ・消費者センター https://www.kokusen.go.jp/map/
- ・住宅リフォーム・紛争処理支援センター https://www.chord.or.jp/
4.まとめ
一見簡単なように思える壁紙リフォームですが、知識や技術のない会社を選んでしまうとトラブルが起きることがあります。そのため、壁紙リフォームを依頼する際は、壁の構造や下地の状態を事前に確認してくれる会社を選ぶことをおすすめします。
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