リフォームの知識

壁紙をリフォームする際の意外な落とし穴とは?トラブルの対処法も紹介

リフォーム会社に壁紙を張り替えてもらったのですが、壁が凸凹しているのが気になります。
キャサリン
キャサリン
編集長ミッツ
編集長ミッツ
築年数が経過した建物は、壁が劣化して凸凹したりひび割れたりしている可能性があるよ。もしかしたら、壁紙を貼る前に下地を平らにしていないのかもしれないね。
今の壁紙を剥がして張り替えるだけだと思っていたけど、そう簡単なものではないんですね…。
キャサリン
キャサリン

編集長ミッツ
編集長ミッツ
そうだね、きれいに仕上げるには適切な下地処理が不可欠。それには事前調査をしっかりとして、下地の状態を見極めることが大切だよ。

 

そこで今回は、壁紙をリフォームする際の意外な落とし穴となる下地の状態について紹介します。トラブルが起きてしまった際の対処法も紹介するので、壁紙リフォームを考えている方は参考にしてください。

 

1.の張り替えの盲点は「下地」

壁紙の張り替えは、剥がして貼るだけだから簡単だと思っていませんか?でも実は、私たちが知らない工事の盲点があります。それは「下地」です。

下地とは壁紙を貼る土台となる部分ですが、この下地が凹凸なく、きれいになっているかいないかで、作業は大きく変わります。

※写真は下地の上に壁紙を貼っている様子

下地の状態は新築時の施工状態で決まるため、家によって千差万別。新築で完成する日が決まっていて、完成まで日にちがなく、壁紙を貼る十分な時間がない場合は、下地が悪くても工程を優先させ、そのまま壁紙を貼ってしまうということがあります。

そのため、貼りかえる時に、壁紙を剥がすと穴やヒビがあったり、凹凸がある場合は、サンドペーパーなどで平らにならす下処理が必要なので、その分下地補修費用や時間がかかります。下地がデコボコだと、その上に壁紙を貼ると空気が入るなど見栄えが悪くなり、すぐに剥がれる原因となるからです。

▼下地処理(写真:パナソニックプロイエサービス、2021年4月5日時点))

※パテを使い凹凸がない状態に整えます

また、クロスを剥がす時、クロスにも引っ張るとビヨーンと一気に剥がれるものと一気に剥がれず、ポロポロと少しずつ取れるものがあります。一気に剥がれない場合は、剥がすのに時間がかかり工期が伸びるので、工事費用の追加が発生します。

▼一気に剥がれる壁紙(写真:パナソニックプロイエサービス、2021年4月5日時点)

▼一気に剥がれない壁紙

工事にはこうした盲点があるので、壁紙の張り替えをお願いして、剥がして貼るだけと簡単に考えていると、思わぬ追加費用や追加の日数が発生した場合に不満を覚えるかもしれません。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
イメージしていたものと違った場合、リフォーム後に不満が残りやすいです。下記記事では、トイレリフォームで不満が残ってしまった例を詳しく紹介しています。
節水トイレのリフォームを楽しみにしていたけれど…

2.費用は抑えて正解!ではない理由

リフォーム費用、少しでも安くしたいですよね。壁紙を貼りかえる際に、コストを抑えるために一面だけを貼り替えてアクセントクロスのようにすることがあります。

ですが、一面だけがきれいになると他の3面や天井クロスの古さが目立ち、仕上がった時にがっかりすることが多いようです。そこで、一面だけ張り替える場合は素材を変えるなど、他の部分の古さが目立たないような工夫が必要です。

ちょっとしたことですが、こうしたアドバイスがあったかどうかでその会社のお客さまへの姿勢が分かります。

3.壁紙リフォームでトラブルが起きた時の対処法

壁紙リフォームで最も多いトラブルは、貼り替え後の仕上がりの悪さに関することです。下地を拾ってしまい凸凹している、継ぎ目が浮き上がっている、貼り替え後すぐに剥がれたといったケースがあります。

不具合を見つけたら、早急に施工した業者に相談しましょう。施工業者側の過失が原因であれば、補修してもらえる可能性があります。施工業者に相談する前は契約内容を確認し、保証期間内であることを確かめてください。

ただし、施工業者が対応してくれなかったりトラブルが起きてしまったりした場合は、以下の第三者機関に相談することをおすすめします。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
当事者では解決が難しいと感じたら、第三者機関に相談を。今回紹介した2件は、無料で相談できます。

4.まとめ

一見簡単なように思える壁紙リフォームですが、知識や技術のない会社を選んでしまうとトラブルが起きることがあります。そのため、壁紙リフォームを依頼する際は、壁の構造や下地の状態を事前に確認してくれる会社を選ぶことをおすすめします。

HIROSHIMA REFORMでは、広島の頼れる優良会社を厳選して紹介しています。リフォーム実績が10年以上あり、事前調査もしっかりと行ってくれるため、安心して任せられます。

また、どの会社が自分に合うかわからないという方には、広島リフォーム相談カウンターの利用がおすすめです。要望をお聞きした上であなたにぴったりな1社をご紹介します。相談は無料です。ぜひご活用ください。

この記事の監修

広島のリフォーム専門雑誌
『HIROSHIMA REFORM』
編集長
平原 充明

2011年から14年以上にわたり、広島県内にある450件以上のリフォーム会社を独自取材し、毎年雑誌『HIROSHIMA REFORM』を出版、好評を博す。
インテリアコーディネーター、住空間収納プランナーの資格を保有。「リフォームの魅力を伝えたい!」そんな想いでブログやYouTube動画にて発信中。
また、広島でより多くの方に理想の住まいを実現してもらうため、広島リフォーム相談カウンターを運営している。

平原 充明 イメージ

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