平原 充明ひらばら みつあき
〇2011年よりリフォーム雑誌「HIROSHIMA REFORM」を発行し、編集長。
〇インテリアコーディネーター・住空間収納プランナー
〇「リフォ―ムの正しい情報をユーザーに届ける」がモットー
任せて安心なリフォーム会社をご紹介
COLUMN
家族構成:4人家族(40代ご夫婦・お子さん2人)
築90年の古民家。元の家づくりをできるだけ活かしつつ、現代の快適な生活をできることがご要望でした。主な変更点は以下の3か所です。
横幅が狭く、使いづらかったキッチン。南側の和室との間にあった押入れを取り払い、大きな一つの空間としました。
キッチンの南側には押入れを隔てて和室がありました。
写真の左側がキッチンとつながっているのですが、もっと広がりを持たせたいと②押入れも取り払い、キッチンと和室2間を一つの空間にしたLDKを作りました。
キッチンは、リビングに向かう対面へ位置を変更しました。また、天井を取り払うことで、開放感が生まれ、力強い梁も現れました。
以前は押入れで区切られていた空間が天井の高さを出すことで、イメージが大きく変わりました。
外との境目はガラス1枚だった和室。寒さ対策のため、窓は全て断熱サッシに変えました。
断熱サッシを取り入れることで、すき間風が入ることはなくなりました。
また、外は以前から使っていた格子を補修して再利用しました。
外観の風情を保ちつつ、外部からの視線も遮断してくれます。
続いて仏間のある和室④です。和室④にある押入れは、婚礼ダンスを収納するため、増築。
拡大図面
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婚礼ダンスは大きくスペースを取るので、6畳の和室に置くと圧迫感があります。写真のように、襖の奥にタンスが収納されていれば、和室もスッキリして気持ち良い空間です。
以上、古民家のリフォーム事例を図面の点からご紹介しました。
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間取りは十人十色です。そこで暮らす人の思いや考え方によって変わるものです。
今回の事例を、自分だったらどのようにプランするだろうか?と考える材料にして頂ければと思います。
この事例の詳しい内容は下記からご覧いただけます。
また、事例を施工したのはこちらの会社です。
このほか、リフォームの間取りは下記からもご覧いただけます。