30年越しの夢を叶え和を楽しむ暮らしへ｜広島市-築27年

広島市で行われた戸建てリフォーム事例をご紹介します。2025-12-20

【リフォームのきっかけ】
経年劣化が気になっていた築27年の分譲住宅。定年後の暮らしを楽しむために、全面リフォームを考えました。

【ストーリー】
約30年前、マイホームを考えて訪れた住宅展示場で、奥さまが一目惚れしたのは、山根木材の和風住宅でした。しかし予算的に注文住宅は難しく、立地も考慮して2×4工法で建てられた洋風スタイルの分譲住宅を購入。「いい家でしたが心の片隅にずっと、あまり好みでないデザインや色調への小さな不満がありました」と奥さま。

歳月を経てご主人の定年を迎えたご夫婦は、再び家に向き合うことに。これから長い時間を過ごす空間を快適にしたいと考えたご主人と、約30年和の家への夢を抱いてきた奥さまは、山根木材リモデリングを訪ねました。

担当した柴田さんは、「壁で構造を支える2×4の家は大きな間取り変更は難しくても、内外装で雰囲気は大きく変えられます」とアドバイス。

内装は凛とした白木を基調に、ヒノキ無垢の床、珪藻土の壁などの自然素材を採用。ご夫婦こだわりの組子細工から差し込む光が美しく映える、心落ち着く空間に仕上げました。

レンガタイル貼りだった洋風の外観は焼杉で覆い、屋根はガルバリウム鋼板でカバーして和の佇まいに。さらに “箱”をつけ足す増築や、柱だけを残して一部の壁を撤去する構造的な工夫で、開放的なキッチンや日当たりのいい広縁など、欲しかった空間や暮らしやすい動線なども実現できました。

心地よい時間が穏やかに流れる家を、奥さまは「30年越しの初恋が実った気分です」と語ってくれました。

2025-12-20