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マンションは、新築時に使われる素材がある程度決まっていることが多く、床は複合フローリング、壁や天井はクロス仕上げが一般的です。そのため、鉄筋コンクリートの建物に対して、どこか無機質なイメージを持つ方も少なくありません。
しかし最近では、マンションリフォームで自然素材を取り入れ、木のぬくもりや塗り壁ならではのやわらかな空気感を楽しむ方が増えています。

このコラムでは、マンションリフォームで人気の自然素材である「無垢フローリング」「漆喰・珪藻土」「自然塗料」の特徴と選び方、マンションならではの注意点、広島での施工事例をご紹介します。
目次
自然素材は、ただ見た目をナチュラルにするための素材ではありません。木のぬくもり、肌触り、調湿効果、におい対策、経年変化など、住まいの心地よさに関わる要素を持っています。
リフォームで使われる主な自然素材には、以下のようなものがあります。
| 自然素材 | 主に使う場所 | 主な特徴 | 向いている暮らし |
|---|---|---|---|
| 無垢材 | 床・造作家具・カウンターなど | 天然木ならではの肌触りや木目、ぬくもりが魅力。調湿性があり、経年変化も楽しめます。 | 素足で心地よく暮らしたい方、木の風合いを楽しみたい方 |
| 漆喰・珪藻土 | 壁・天井 | 湿気を吸ったり放出したりする調湿効果が期待できます。におい対策や空気感の心地よさにもつながります。 | 湿気やにおいが気になる方、クロスとは違う質感を楽しみたい方 |
| 自然塗料 | 無垢材の床・家具・建具などの木部 | 植物油や天然樹脂などを原料にした塗料。木の質感を活かしながら、表面を保護します。 | 木の手触りを残したい方、自然な風合いを大切にしたい方 |
このように自然素材といっても、床に使うもの、壁や天井に使うもの、木部の仕上げに使うものなど、役割はさまざまです。
マンションリフォームで自然素材を取り入れる際、まず検討しやすいのが床材です。無垢フローリングは、天然木をそのまま床材として加工したもので、木のぬくもりや足触りを楽しめるのが大きな魅力です。

無垢フローリングは、樹種によって硬さ、色味、価格、肌触りが異なります。選ぶときは、見た目だけでなく、家族構成や暮らし方に合わせて考えることが大切です。






選び方のポイント
小さなお子さんがいるご家庭や、素足の心地よさを大切にしたい方は柔らかい樹種を。傷のつきにくさや高級感を重視したい方は、オークやウォールナットなど硬めの樹種を検討するとよいでしょう。


無垢フローリングと複合フローリングは、見た目が似ていても性質が異なります。
無垢フローリングは天然木そのものを使うため、木の肌触りや調湿性、経年変化を楽しめます。一方で、湿度や温度の変化によって膨張・収縮し、すき間や反りが生じることがあります。
複合フローリングは、合板などの基材の表面に化粧材を貼り合わせた床材です。寸法が安定しやすく、反りや割れが起きにくいのが特徴です。マンションでは管理規約で遮音等級が定められていることも多いため、床材選びの際には確認が必要です。
マンションの壁や天井は、クロス仕上げが一般的です。しかし、漆喰や珪藻土などの塗り壁材を使うことで、空間の印象や空気感を大きく変えることができます。

漆喰は、消石灰を主原料とした伝統的な塗り壁材です。日本では古くからお城や蔵などにも使われてきました。表面がなめらかで、上品で清潔感のある仕上がりが特徴です。
珪藻土は、珪藻という植物性プランクトンの化石を原料とした壁材です。無数の小さな孔があるため、湿気を吸ったり放出したりする調湿性に優れています。
| 比較項目 | 漆喰 | 珪藻土 |
|---|---|---|
| 主原料 | 消石灰 | 珪藻の化石 |
| 仕上がり | なめらかで上品 | ラフで自然な質感 |
| 調湿性 | あり | 高い |
| 向いている空間 | 清潔感を出したいリビングや玄関 | 湿気やにおいが気になる部屋 |
無垢フローリングや木製建具、造作家具などの木部には、自然塗料が使われることがあります。

自然塗料とは、植物油や天然樹脂などを原料にした塗料のことです。木の表面に膜を張るというより、木に浸透させて保護するタイプが多く、木本来の手触りや質感を残しやすいのが特徴です。
一般的なウレタン塗装に比べると、水や汚れへの耐性はやや弱い場合があります。そのため、定期的なオイルの塗り直しなど、メンテナンスを前提に考える必要があります。
自然塗料の魅力
木の手触りや香りを残しながら、自然な風合いを楽しめることです。時間とともに色合いが変化していくため、住まいを育てるような楽しみがあります。
マンションリフォームで自然素材を取り入れる際には、戸建てとは違う注意点があります。特に床材の変更や工事の届出については、事前確認が欠かせません。
マンションでは、管理規約によって床材の遮音等級が定められていることがあります。無垢フローリングをそのまま施工すると、規約を満たせないケースもあります。
その場合は、遮音マットを下地に敷く、遮音性能のある床材を選ぶなどの対策が必要です。リフォーム会社に管理規約を見せたうえで、対応できるか確認しましょう。
マンションリフォームでは、工事内容を管理組合へ届け出て、承認を得る必要があるのが一般的です。特に床材の変更は、階下や隣戸への影響があるため、確認に時間がかかることもあります。
工事予定日から逆算して、早めに準備を進めることが大切です。
無垢材は、湿度や温度の変化によって膨張・収縮します。冬場の乾燥で床材にすき間ができたり、梅雨時期に膨張したりすることがあります。
これは自然素材ならではの性質でもありますが、施工時には適切な余白を確保するなど、素材の特性を理解した施工が必要です。
自然素材は、工業製品のように「施工したら何もしなくてよい」という素材ではありません。無垢フローリングのオイル塗り直し、塗り壁の汚れへの対応など、定期的なお手入れが必要になることがあります。
一方で、手をかけるほど味わいが増していくのも自然素材の魅力です。きれいな状態を保つというより、暮らしながら風合いを育てていく素材と考えるとよいでしょう。
ここからは、広島で実際に行われたマンション×自然素材のリフォーム事例をご紹介します。

段差が多く、老朽化による劣化も目立つ築37年のマンション。間取りを変更してバリアフリー化し、さらに自然素材を取り入れたリフォームを行いました。
床にはパイン無垢材を採用。やわらかく足裏への負担が少ない踏み心地が特徴です。壁にはスイス漆喰を塗り、自然素材に囲まれた居心地のよい住まいに生まれ変わりました。

お子さんの通学利便性を考えて購入したマンション。子どもが独立した後、夫婦2人がそれぞれの趣味を楽しめるようにリフォームを計画しました。
床にはアッシュ無垢材を採用。はっきりとした木目が特徴的で、アンティークな家具が似合う空間に仕上がっています。壁には珪藻土を採用し、調湿性や素材感を活かした落ち着きのある住まいになりました。
マンションリフォームでも、自然素材を取り入れることで、無機質な印象になりがちな空間を、ぬくもりのある住まいへと変えることができます。
「自然素材で心地よく暮らしたい」と思ったら、まずはマンションリフォームの実績がある会社に相談することが大切です。
広島でマンションの自然素材リフォームを検討されている方は、当サイトで紹介しているリフォーム会社にぜひご相談ください。どの会社に相談したらいいかわからないという方には、広島リフォーム相談カウンターのご利用もおすすめです。ご要望をお聞きした上で、あなたに合ったリフォーム会社探しをお手伝いします。相談は無料ですので、ぜひご活用ください。