リフォームの知識

【リフォームQ＆A⑦】リフォームの見積もりを解説！見積書から費用削減のポイントまで

更新:2022.10.18

基礎知識

編集長ミッツ

こちらの記事は、広島で実際にあったリフォームのお悩みや、「広島リフォーム相談カウンター」に寄せられた相談をもとに作成しています。

いくつかのリフォーム会社にリフォーム費用の見積もりを頼んだのですが、見積書の見方や比べ方が分かりません……

キャサリン

編集長ミッツ

見積もりはプランに応じた具体的なリフォーム費用を示したもの。内容をしっかり読み取れるようにしておきましょう！コストカットも期待できるかも…！

今回のテーマは「リフォームの見積もり解説」。

前の記事→「広島のリフォーム費用の知り方」

次の記事→「広島でリフォームを契約するときの注意点」

見積りについて
Ｑ1.見積書とは何ですか？
Q2.小さな工事なので、見積もりは口約束で良いですか？
Q3.良い見積書とはどういうものですか？
Q4.見積もりは何社からでも取っていいもの？
Q5.上手な相見積もりの取り方は？
Q6.各社の見積もりの金額が違うときはどこを比べるの？
Q7.相見積もりをとっていることを担当者に伝えるべきなの？
Q8.値引きのお願いはしても良いですか？
Q9.見積もり額以上に支払うことはありますか？
Q10.費用を抑えるコツは？
Q11.補助金や税の優遇はありますか？
Q12.介護保険からも支援があると聞いたけどどんなもの？

Ｑ1.見積書とは何ですか？

Ａ.リフォーム内容と、それにかかる費用を書面で出したもの。

見積書には工事の内容が記載されており、どんな工事がいくらで行われるかが分かります。初めてだと分かりにくいと感じるかもしれません。
詳しくはこちらを参考にしてください▼

HIROSHIMA REFORM

リフォームの見積書をキッチンの例で解説【初心者必見】

https://www.h-reform-zasshi.com/column/estimate/understanding-mitsumori-form

目次パターン①　キッチンリフォームの見積書の見方パターン②　設備メーカーからのプランと見積書の例まとめパターン①　キッチンリフォームの見積書の見方まずは工事に関する見積書を見て…

Q2.小さな工事なので、見積もりは口約束で良いですか？

A.トラブルのもとなので絶対にダメです！

工事を依頼するときは、小さな工事でも必ず見積書をもらいましょう。例えば工事前に、口約束で聞いた工事金額よりも実際には多く請求されてしまったなど、トラブルが起きる可能性があります。見積書は証拠として必ずもらうようにしましょう。

Q3.良い見積書とはどういうものですか？

A.明細が分かるものです。

工事内容が「一式」ばかり書かれている見積書は工事の中身が分からないので、工事の内容や設備・建材に何が使われ、その単価がいくらかが記載されているのが良い見積書と言えます。

Q4.見積もりは何社からでも取っていいもの？

A.3社程度を目安に選ぶ基準を作っておこう。

1社だけでは金額やプラン内容の比較ができません。かといってあまり選択肢が多いのも逆にひとつに絞れなくなります。一般的には2、3社から見積もりを取ることが多いようです。これを相見積もりと言います。相見積もりをする場合は、金額で決めるのかプランで決めるのかの基準を依頼する前に作っておくことが大切です。

Q5.上手な相見積もりの取り方は？

A.条件を揃えて見積もりを依頼することです。

同じ条件で見積りを依頼しなければ、正確に比較することはできません。要望をまとめたメモをコピーして、依頼する複数の会社に渡しましょう。そうすれば伝え忘れはなくなります。当社のリフォームチェックシートも活用してください。
チェックシートはコチラ▼

HIROSHIMA REFORM

リフォームのチェックシートで要望を整理しよう

https://www.h-reform-zasshi.com/column/process/reform_checksheet

リフォームチェックシート〇リフォーム概要と予算を整理しよう〇家族のライフスタイルをまとめておこう〇今の暮らしをまとめてみよう〇リビングへの希望をまとめよう〇ダイニングとキッチンへの希望をまと…

Q6.各社の見積もりの金額が違うときはどこを比べるの？

A.設備や建材のグレード、工事範囲をチェックしよう！

初めてリフォームする人にとっては、見積もりの比較がとても難しいと思います。なぜなら、設備機器や工事内容の価格は会社によって違うからです。どうしても金額だけで比較してしまいがちですね。その結果、見積もりはリーズナブルと感じたけれど追加工事になった結果、かなり費用がかかってしまったというケースはよくあります。安いからと飛びつくのは考え物です。

Q7.相見積もりをとっていることを担当者に伝えるべきなの？

A.はい、伝えるべきです。

事前に伝えておく方がどの会社にとっても公平だと言えますし、より良いプランを提案しようと考えてくれるはずです。また、費用の違いがどういう理由なのかを聞くこともできるでしょう。

Q8.値引きのお願いはしても良いですか？

A.良いですが、それが得かどうかは分かりません。

値引きをする=リフォーム会社の利益が減ることです。値引きをする会社は、最初から値引き前提の高い金額で見積もりを出しておくか、あるいは値引きをした分、工事内容を一部変更して利益を調整することが必要になります。多くの場合は後者ですが、お客さまに具体的に説明をするかしないかが分からないという点は理解しておきましょう。

Q9.見積もり額以上に支払うことはありますか？

A.追加費用が発生する場合があります。

例えば、お風呂のリフォームをするとします。見積もりではユニットバスの交換とその工事代だけが出されていても、いざ古い浴槽を解体してみると床下が腐っていたということはよくある話です。そうすると柱や土台の交換で追加の工事が必要になるので、追加費用が発生します。また、工事範囲を広げた場合や、途中で仕様を変更したときなども追加費用が発生します。

Q10.費用を抑えるコツは？

A.方法はいろいろあります。

例えば、キッチンやお風呂などの設備機器のグレードを下げれば費用を抑えることができます。また、床材は無垢をやめて複合フローリング、塩ビシートにすればさらに安くなります。造作収納の場合には扉をつけずにオープンにしてしまえば、扉代がカットできますし、窓を減らしたり、ガラス窓のガラス部分を減らすのも有効です。また、水廻りを大きく移動させる配管工事は工事費がかさむので、キッチンやお風呂、トイレの位置を変えないこともコストカットのポイントです。