リフォームの知識
広島で古民家リフォーム!おすすめのリフォーム会社9選と成功するためのポイント
- 目次
- 1.古民家リフォームが出来る会社は限られる
- 2.古民家とは?
- 1.古民家の定義
- 2.現代の戸建て住宅との違い
- 3.会社選びのポイント
- 3.広島で古民家リフォームができるおすすめの会社9選
- 1.㈲道建設
- 2.山根木材リモデリング㈱
- 3.㈲トータテリフォームセンター
- 4.㈲KOSHIN
- 5.㈲タナカ住建
- 6.㈲橋本建設㈱
- 7.㈲木楽
- 8.㈲ホームクリエたくみ
- 9.㈲コープハウジングひろしま㈱
- 4.古民家リフォームで失敗しないための注意点
- 1.寒さ対策を意識する
- 2.地震対策はしっかり考える
- 3.古民家らしさを残すか残さないかを明確にする
- 4.予算管理
- 5.古民家リフォームで会社を選ぶポイント
- 1.建設業許可を取得している会社を選ぶ
- 2.二級建築士や施工管理技士などの資格取得者がいる会社を選ぶ
- 3.メリットとデメリットを同じくらい伝えてくれる会社を選ぶ
- 4.見積り金額の根拠をきちんと説明できる会社を選ぶ
- 5.工事中の様子を報告してくれる会社を選ぶ
- 6.見積りの安さではなく、プラン内容の良さで会社を選ぶ
- 6.まとめ
1.古民家リフォームが出来る会社は限られる
古民家リフォームは一般的な住宅リフォームとは異なり、専門性の高い知識や技術が必要です。その理由は、古民家の多くが伝統構法で建てられており、現代建築では使用されない技術や構造が採用されているためです。これらの課題を解決するには、信頼できるリフォーム会社を選ぶことが重要です。
2.古民家とは?
1.古民家の定義
古い建物を古民家と呼ぶ方も多くいるため、築50年の古民家といった表現も見られますが、HIROSHIMA REFORMでは、一般社団法人全国古民家再生協会の定義と同様、昭和25年の建築基準法の制定時に既に建てられていた「伝統的建造物の住宅」のことを古民家としています。
梁や柱で建物を支える木造軸組み工法で、木材と木材のつなぎ目に金物を使わず、木組みで耐力を生み出す伝統構法です。経験豊富な大工が現場でノミやのこぎりを使い、現場で木材の調整をしながら建設していました。この構法では、壁は土壁で、室内は襖や障子などで仕切る造りになっています。
現代の戸建て住宅は、木造軸組み工法でも、木材と木材のつなぎ目は金物を使用します。壁は石膏ボードで塞ぎ、その上にクロスを貼るといった形となっており、建築方法が異なります。工場でプレカットされた材木を組み立てることが多く、古民家のよう細かい調整を必要としません。このため、現代の住宅に慣れた大工が古民家を扱えるとは限りません。
古民家に関する経験と実績が豊富なリフォーム会社を選ぶことが成功の鍵です。古民家は長い年月を経ているため、外から見ただけでは分からない劣化箇所や構造の問題が多く存在します。実際に解体を進めて初めて明らかになる問題も少なくありません。こうした予測できない状況に対応するためには、豊富な経験を持つリフォーム会社に依頼することが何よりも安心です。
3. 広島でおすすめの古民家リフォーム会社9選
広島で古民家のリフォーム実績が豊富にあり、かつ知識や技術のあるリフォーム会社を9社ご紹介します。
広島で古民家再生に豊富な実績を持つリフォーム会社です。伝統構法の知識を活かし、古民家特有の趣を残しつつ、現代の生活に適応した快適な住まいを提案します。
和モダンをベースとしたデザイン力に定評があり、劣化状況や構造的な課題を的確に見極めたリフォームを行います。経験豊富な職人が細部までこだわり、建物の魅力を最大限に引き出します。
また、相談から施工まで一貫して丁寧に対応してくれるため、初めての方でも安心して依頼できます。
耐震補強や断熱性能の向上に定評のある広島のリフォーム会社です。特に古民家リフォームでは、木の温かみや風合いを生かしつつ、耐震補強や断熱性能の向上など、現代の住まいに求められる快適性を取り入れる提案力が魅力です。伝統を尊重したデザインと、最新の技術を活用した施工が高く評価されています。
顧客の要望を丁寧にヒアリングし、細部にわたるこだわりを持つ施工を提供。また、環境や住む人の健康にも配慮した自然素材の使用で安心のリフォームを実現します。
広島で豊富なリフォーム実績を持つ老舗の会社です。古民家特有の梁や柱などの美しい構造を活かしながら、耐震補強や断熱性能の向上を行い、安心して暮らせる住空間を提案します。
顧客のニーズに合わせたオーダーメイドのリフォームを得意とし、丁寧なヒアリングを通じて理想を形にします。また、工事後のアフターフォローにも注力しており、長期的なサポートで安心して住まいづくりを進められる点が特徴です。
古民家の魅力を残しながら現代の快適性を実現するリフォームを提供します。
古民家リフォームを得意とする北広島町に拠点のあるリフォーム会社です。社員が全て大工という職人の集団で、古民家特有の趣ある建材を最大限に活かしながら、現代のライフスタイルに合った快適性を加える提案力に定評があります。
豊富な経験を持つ職人が手掛ける高品質な施工は、細部にまで行き届いた美しい仕上がりが魅力です。家族が安心して暮らせる住空間づくりを目指し、施工後のアフターフォローも丁寧に対応します。
伝統と現代の融合を叶えたい方におすすめの会社です。
古民家リフォームで豊かな暮らしを提案する広島のリフォーム会社です。古民家特有の素材やデザインを活かしつつ、最新技術を取り入れた快適な住まいづくりを得意としています。特に、住む人の健康を考慮した自然素材の使用や、耐震性・断熱性を高める施工が高く評価されています。
顧客との丁寧なコミュニケーションを重視し、一人ひとりのニーズに合ったオーダーメイドのリフォームを実現。長年培ったノウハウを活かした確かな技術力と、施工後の手厚いサポートも魅力です。
伝統を守りながら新たな価値を生み出す古民家リフォームを提供する広島のリフォーム会社です。150年の歴史を誇る同社では、古民家特有の趣や風格を活かし、快適な住空間に生まれ変わらせる施工力が特徴です。耐震性や断熱性の改善を通じて、安全性と快適性を兼ね備えた住まいを実現します。
また、地元密着型の企業として、地域の気候や文化に適した提案が可能です。経験豊富な職人が心を込めて施工し、細部にわたる高品質な仕上がりを提供します。
自然素材の魅力を最大限に活かした古民家リフォームに強みを持つ広島の会社です。古民家の風合いを尊重しつつ、住む人に優しい住環境を提供する施工力が魅力です。
特に断熱材にはこだわっており、羊毛断熱材を使用し、壁の内部で隙間ができない施工を行い、断熱性を高めています。
顧客との丁寧な打ち合わせを重視し、個々の要望を反映したオーダーメイドのリフォームを提供。伝統と快適性を両立した住まいを希望する方におすすめです。
古民家の再生と快適な暮らしの両立を目指す東広島のリフォーム会社です。古民家特有の梁や柱の魅力を最大限に活かし、現代の住まいに必要な機能性を加えたデザイン力が特徴です。
特に断熱性能向上に注力しており、セルロースファイバーを使った施工で、安全で住みやすい空間づくりを得意としています。経験豊富なスタッフが一貫して対応し、顧客の理想を形にする丁寧な施工が魅力です。
また、地元密着型の企業としてアフターフォローも充実しており、安心して任せられる信頼感があります。
広島・福山で古民家再生に注力するリフォーム会社です。古民家の歴史や趣を尊重しながら、耐震性や断熱性を高める技術力が強みです。快適で安心して暮らせる住まいを提供するため、自然素材を活かしたリフォーム提案を行っています。
特に、エコで健康的な住環境づくりに定評があり、住む人のライフスタイルに合わせた柔軟な設計を実現。初めてのリフォームでも丁寧な対応で安心して相談できる点も魅力です。地域密着型の企業として、長期的なサポートも万全です。
4.古民家リフォームで失敗しないための注意点
この章では古民家リフォームで失敗しないための注意点を4つ紹介します。
古民家の課題はまず寒いという点。土壁は断熱性がなく、窓からも隙間風が入ってくるため、寒さ対策が必要です。窓に断熱性の高いサッシを採用することをおススメします。このほか、床・壁・天井に断熱材を施工することで寒さは大幅に改善されます。
古民家は免震構造で、地震から受けるエネルギーを建物がまともに受けないように、地震が来たらしなやかに動くことで地震のエネルギーを逃がすようにして、建物の損壊を免れるという考え方で建てられています。
一方、現代の住宅は地震が来たら、そのエネルギーに耐えるように、基礎や木材の継ぎ目を固めることで補強をします。そのため、古民家を現代の基準で耐震補強をすると相当な費用がかかると考えておきましょう。
古民家は、現代では作ることのできない建具や欄間などが残っているのが魅力です。しかし、寒さや耐震対策を行うには、壁の新設が必要となり、建具・欄間などの良さを削らなければなりません。そのため、古民家らしさをどこまで残すかは明確にしておくことが、リフォームプランを考える上で重要となります。
古民家は、解体後に想定外の事態が発生する可能性が高い傾向にあります。建築当時の詳細な図面がないことが多いため、解体前に事前予測ができないのが理由です。そのため、解体後に追加工事が発生し、工期が遅れる可能性があると意識をした上で、余裕を持った予算を立てておくことが重要です。
5.古民家リフォームで会社を選ぶポイント
建設業許可は、リフォーム会社の知識や技術の有無を判断するひとつの指標です。実は500万円未満のリフォーム工事は特別な許可や資格がなくても施工可能であるため、十分な知識や技術がない業者も存在します。建設業許可を取得するには、5年以上の建設業の実務経験などが必要なため、実績のない会社では取得できません。リフォーム会社を選ぶ際には、必ず建設業許可を取得しているかどうかを確認しましょう。
2. 二級建築士や施工管理技士などの資格取得者がいる会社を選ぶ
リフォーム会社を選ぶ際には、建築分野の知識と技術をもった「二級建築士」や、建築現場の管理を行う「施工管理技士」など、国家資格を持つスタッフがいるかを、会社のホームページなどで確認しましょう。建築士の一級と二級の区分は、技能の優劣ではなく設計可能な建築物の規模によるものなので、リフォームを依頼するかどうかの判断は、級位ではなく古民家のリフォーム経験が、豊富かどうかが重要なポイントです。
3. メリットとデメリットを同じくらい伝えてくれる会社を選ぶ
リフォームでは設備や建材、間取りなど多くの選択が必要です。その際、メリットだけでなくデメリットも正直に伝えてくれる会社を選ぶことが重要。例えば、床のリフォームで「追い張り工法」を提案された場合、「既存の床を剝がさないのでコストや工期が抑えられます」といったメリットに加え、「床の高さが上がるため段差ができる可能性があります」といったデメリットも含め、正確な情報を提供する会社を選ぶと安心です。
リフォームの見積りは、工事の内容や使用する設備、人件費などを細かく算出したものです。そのため、見積り金額には必ず根拠があり、その根拠を、見積り書で明示してくれる会社を選びましょう。「〇〇工事一式」といったあいまいな記載がある見積り書ではなく、工事内容や使用する設備の詳細が明記された見積り書を提出する会社を選ぶと安心です。また、見積りに関する質問に納得できる説明をしてくれるかも重要な判断材料です。
リフォーム中に工事の進み具合をこまめに報告してくれる会社を選びましょう。特に、工事の様子を写真つきで報告してくれる会社であれば、進行状況を確認でき、要望通りに工事が進んでいるかを把握できます。変更希望があった際にも、密なコミュニケーションを取れる会社なら、安心して工事を任せることができます。
見積りを比較する際は、安さに注目しがちですが、設備の品質や耐久性が低くなることもあります。そのため、安さよりもプラン内容の充実度で会社を選びましょう。優れたプランを提供する会社は、住み心地やデザインに配慮した提案が豊富で、予算に合わない場合でも、別の提案を示してくれることが期待できます。
6.まとめ
古民家は古き良き伝統の魅力があり、日本人に懐かしさを感じさせるだけでなく、落ち着きを与えてくれる建物でもあります。
ただし、古民家は伝統構法で建てられているため、今回紹介した経験・技術が豊富なリフォーム会社への依頼がおススメです。また、2025年4月より建築基準法の4号特例が縮小となり、これまで同様のリフォームを行うと建築基準法違反に該当する恐れも。そのため、建築基準法を理解した会社に依頼することが大切です。
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